続・とりあえずの映画鑑賞メモ

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「峠 最後のサムライ」(2022松竹=アスミック・エース)

《幕末の動乱期を描いた司馬遼太郎の長編時代小説「峠」を、「雨あがる」「蜩ノ記」の小泉堯史監督のメガホン、役所広司松たか子田中泯香川京子佐々木蔵之介仲代達矢ら日本映画界を代表する豪華キャストの共演で映画化。「蜩ノ記」に続いて小泉監督作に主演する役所が主人公となる継之助に扮し、継之助を支え続ける妻おすがを松が演じる。》

時代劇はどちらかというと苦手だけど越後の長岡藩が舞台だったので新潟県民としては興味深かったというか、いつもなら役者さんの演技を楽しむくらいだけど、珍しく想像力を駆使して観ていたので、役所広司さん演じる河井継之助の建前より本音、虚より実の生き方に共感できた、松たか子さん演じる妻とのやりとりにもじ〜ん。

もちろん役所広司さんをはじめ、佐々木蔵之介さんや永山絢斗くん、田中泯さんなどなど豪華キャストも見どころ、香川京子さんや仲代達矢さん、山本學さんなど大ベテランの俳優さんたちもさすがの貫禄で、幕末当時の時代再現も見ごたえがあった。

せっかくの風格のある作品だったのでエンディング曲は主題歌を流すより、劇中に出てきたオルゴール曲くらいの方が余韻があってよかったかも。

☆あらすじ☆
徳川慶喜大政奉還によって、260年余りにも及んだ江戸時代が終焉を迎えた。そんな動乱の時代に、越後長岡藩牧野家家臣・河井継之助は幕府側、官軍側のどちらにも属することなく、越後長岡藩の中立と独立を目指していた。藩の運命をかけた継之助の壮大な信念が、幕末の混沌とした日本を変えようとしていた。
※映画.comより