父親のDVを扱って、これまた「七つの会議」以上にタイムリー!と最初のうちは思ったけど、それを超える緊迫感というか、家庭内暴力の“体感型サスペンス”とでもいえそうな恐怖で手に汗ぐっしょり!
血が出たり目を背けるようなグロさがあるわけではないのに下手なホラーより怖くて、冒頭のやりとりから思う入り口と出口が違うように思いながらも、警察や法が介入できないDVがあると思うと投げかけられた意義は大きいかも、これが映画初出演という、子役の少年の怯えた演技にも圧倒された。
あらすじ
夫アントワーヌの暴力に耐えかねて離婚したミリアム。しかし裁判所の裁定で親権が共同となり、彼女と暮らす11歳の息子ジュリアンは週末ごとにアントワーヌと過ごすことに。ジュリアンは父に脅えながらも、母を守るため自分たちの新居の場所を隠す努力をする。
原題 JUSQU'A LA GARDE
93分
グザヴィエ・ルグラン
キャスト
レア・ドリュッケール
ドゥニ・メノーシェ
トーマス・ジオリア
マティルド・オネヴ
マチュー・サイカリ
フロランス・ジャナス
サディア・ベンタイエブ
ソフィー・パンスマイユ
エミリー・アンセルティ=フォルメンティニ
ヒューマントラストシネマ有楽町1 14:40~観客4割程/161席


