続・とりあえずの映画鑑賞メモ

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「ギフト 僕がきみに残せるもの」(2016米/トランスフォーマー)

《難病ALSを宣告されたNFLのスター選手スティーヴ・グリーソンが、やがて生まれくる息子のために撮影した1500時間に及ぶビデオダイアリーから生まれた感動のドキュメンタリー。家族のために生きたいと願うグリーソンと、それを支える家族のきれいごとだけではないありのままの姿や、ユーモアで乗り越えていく彼らの日常が映し出される。》

月曜日から少し重いかなと思いながらも時間で観てみたけど、ALSを宣告されたアメフト選手が、生まれてくる子供に贈るために撮り始めた個人的なビデオダイアリーが元になっているので、普通のドキュメンタリーとは違う生々しさや踏み込んではいけない内面的なものが伝わってくるようなところもあって姿勢を正す思いで観てしまった。

難病を信仰で治そうとする父親への抗議ともとれる本音や、だからこその生まれてくる息子への思いも伝わってきて父と子の物語としても胸が熱くなった。

ALSが進行して話すこともできなくなってからの、視線でアルファベットを拾って音声に替える装置が格段に進化しているのにも驚いた、この音声合成機の保険適用を保護する法律ができたのが“チーム・グリーソン”の直訴によるのだそうで、動けなくても行動することの大切さを実感、少しでも進行が遅れて子供の成長を見守って欲しいと思った。

あらすじ
アメリカンフットボール選手のスティーヴ・グリーソンは台風被害に沈む市民を奇跡のプレイで沸かせた特別なスターだった。グリーソンが引退して5年経ったある日、突然ALSを宣告される。その直後、妻ミシェルとの間に初めての子供を授かったことが判明する。


原題 GLEASON

111分

監督
クレイ・トゥイール

出演
ティーヴ・グリーソン
ミシェル・ヴァリス
ポール・ヴァリス

ヒューマントラストシネマ有楽町1 14:35~観客50人程/161席