続・とりあえずの映画鑑賞メモ

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「TAP -THE LAST SHOW-」(2017/東映)

《俳優の水谷豊が40年以上温め続けてきた企画を、自ら監督と主演を務め映画化した人間ドラマ。栄光と挫折を味わった伝説のタップダンサーを主人公に、ショウビジネスの光と影を描き出す。主要人物に水谷がオーディションで見出した若手ダンサーを起用。タップダンスの振付と監修は、日本のタップ・シーンを牽引するHIDEBOHが務めている。》

オープニングタイトルから見事なタップに鳥肌ゾクゾク!

人気俳優さんにタップの特訓をするという手もあったのだろうけど、本物ならではの迫力に圧倒されっぱなし、実際のタップダンサーに演技の特訓をして大正解だったのではと思った。

クライマックスのタップシーンとそれまでの稽古の内容が違いすぎて、よくあるハリウッドのステージもののように徐々にひとつのステージが出来上がっていく過程を見るという楽しみは味わえなかったけど、これでもかと詰め込んだタップダンスのパフォーマンスが圧巻で、終わって観客から拍手が起こったのも納得。

時折笑いも織り交ぜながら、ダンサーそれぞれの生活感もきちんと出しているところもよかった。

水谷豊さん演じる元タップダンサーと、彼と一緒に一旗あげようとする岸部一徳さん演じる劇場支配人の絆にも胸が熱くなった、そんな2人を見守るように常に出てくる東京タワーにも感激、東京タワーもある意味では主役といえるかも。

あらすじ
かつて天才の名を欲しいままにしたタップダンサーの渡。ある舞台での事故でダンサー生命を断った彼は、以来、自暴自棄になり酒に溺れ、荒んだ生活を送っていた。そんな彼のもとに旧知の劇場支配人からある依頼が入る。それは彼の劇場の最終公演の演出だった。


133分
監督
水谷豊

出演
水谷豊
北乃きい
水夏
西川大貴
HAMACHI
太田彩乃
佐藤瑞季
さな
島田歌穂
HIDEBOH
六平直政
前田美波里
岸部一徳

T・ジョイPRINCE品川6 14:30~観客2割程/210席