続・とりあえずの映画鑑賞メモ

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「追憶」(2017/東宝)

《『あ・うん』『鉄道員』『ホタル』などの名作を生み出してきた降旗康男監督と撮影の木村大作が9年ぶりにタッグを組み、岡田准一を主演に迎えた重厚なヒューマン・ミステリー。殺人事件の刑事、容疑者、被害者という形で再会した幼馴染み3人が、事件の真相を解明していくとともに、心の奥に仕舞い込んだ忌まわしい過去と対峙していく様を描く。》

ベテランスタッフによる思わず姿勢を正してしまうような端正な映像と落ち着いた語り口に最後まで引き込まれてしまった、過去が最初に明らかになる設定も効果的。

したことの是非はともかく、誰も悪いわけではないのに運命のいたずらで過去を引きずる様子とその着地点に涙腺が緩んでしまったというか、もう少し感動的に引っ張って欲しかったような気もしたけど、足し過ぎないところがまたよいのかも、“降旗監督と大作さんに向けたラブレターのつもりで現場に臨みました”という岡田准一くんの演技も良かった!

あらすじ
富山県警捜査1課の四方篤が25年ぶりに再会を果たしたのは、刺殺体となって発見された旧友・川端悟だった。捜査が進むにつれ、篤と悟とともに幼少時代を過ごした田所啓太が容疑者として浮かび上がる。3人は過去のある事件をきっかけに離れ離れになっていた。


99分

監督
降旗康男

出演
岡田准一
小栗旬
柄本佑
長澤まさみ
木村文乃
矢島健一
北見敏之
安田顕
三浦貴大
高橋努
渋川清彦
りりィ
西田尚美
安藤サクラ
吉岡秀隆

T・ジョイPRINCE品川7 17:40~観客7割程/122席
5月6日(土)