続・とりあえずの映画鑑賞メモ

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「ゆずの葉ゆれて」(2016/エレファントハウス)

《120本以上の映画やドラマに出演してきたベテラン女優、松原智恵子の芸歴55周年を記念する主演映画。津川雅彦を相手役に、半世紀以上連れ添ってきた夫婦が培ってきた絆と別れを描き出す。高齢化が進み老老介護が社会問題となっている現代にあって、いつの時代も変わらない幸せを問いかける感動ドラマだ。オリジナル主題歌を歌うのは元ちとせ。》

松原智恵子さんの芸歴55周年を記念する主演映画ということで、映画の黄金期から活躍されている松原智恵子さんが、変に若作りすることもなく、今のお歳だからこその役どころに拍手、というかいつまでもお綺麗なこと!

これまた大ベテランの津川雅彦さんと夫婦を演じて感慨深いものがあった。

回想場面での昭和な胸キュンや老夫婦の絆にも感動、介護の問題なども織り交ぜながら、家族同然のジイちゃんとの交流を通して老いや死に向き合う少年の成長物語になっているところもよかった。

舞台となった鹿児島の小さな町の、海に面した港町や山のふもとに広がる農村地帯など様々な表情もみどころ。

ストーリー
小学4年生の武は、家族同然に接してくれる隣家のバアちゃんから寝たきり状態のジイちゃんを元気づけて欲しいと頼まれるが、ジイちゃんはその夜に亡くなってしまう。葬儀の準備が進む中、バアちゃんは「私は苦労なんかしていない」と夫婦の過去を語り出した。



94分

監督
神園浩司

出演
松原智恵子
津川雅彦
山時聡真
西村和彦
小林綾子
芳本美代子
真由子
辻本祐樹
平岡真衣
木村隆信
前田健
中村美沙

有楽町スバル座18:45~観客40人程/270席