続・とりあえずの映画鑑賞メモ

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「二ツ星の料理人」(2015米/KADOKAWA)

《『アメリカン・スナイパー』などで3年連続アカデミー賞ノミネートを果たしたブラッドリー・クーパーが、天才的な熱血シェフ役に挑戦。ロンドンのフレンチ・レストランを舞台に、挫折を味わった主人公の再出発のドラマが、本格的なフランス料理に彩られて展開する。『リリーのすべて』のオスカー女優アリシア・ヴィキャンデルら共演者も豪華。》

いくら美味しくてもこんなすぐキレるシェフがギスギスした調理場で作ったものは食べなくてもいいかな、と思いながら観ているうちに、それこそがこの映画の言わんとするところだったというか、しつこいほど繰り返し出てくる厨房内の準備や後片付け、テーブルセッティングの様子から、料理はシェフひとりだけのものでないということが伝わってきて、終わってみれば、メチャいい話で涙腺じわじわ、完璧主義の嫌な男の成長物語としても面白かった。

ミシュランの三ツ星狙いの話だからとにかく出てくる料理のどれも美味しそうだったけど、狙わずに皆でワイワイ食べる賄い料理がいちばんおいしそうだった!

ストーリー
料理人として一流の腕を持ちながら、あるトラブルが原因でパリの二ツ星レストランを追われたアダム。ロンドン在住の友人のレストランに雇われた彼は、女性料理人エレーヌやパリ時代の同僚ミシェルらのスタッフを集め、新しいレストランをオープンするが……


原題 BURNT

101分

監督
ジョン・ウェルズ

出演
ブラッドリー・クーパー
シエナ・ミラー
オマール・シー
ダニエル・ブリュール
リッカルド・スカマルチョ
サム・キーリー
アリシア・ヴィキャンデル
マシュー・リス
ユマ・サーマン
エマ・トンプソン
リリー・ジェームズ
サラ・グリーン

角川シネマ有楽町14:50~観客40人程/253席