続・とりあえずの映画鑑賞メモ

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「雪の轍(わだち)」(2014トルコ=仏=独/ビターズ・エンド)

“トルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランが監督を務め、第67回カンヌ映画祭パルム・ドールを受賞した重厚な人間ドラマで、雪深いカッパドキアを舞台に、ホテルのオーナーで元舞台俳優の主人公と彼の若く美しい妻との生活、妹との愛憎、聖職者一家との不和を生々しく描く”

何か事件が起こるわけでもないのに、口は最大の武器というか、登場人物たちの言葉の応酬に気持ちがヒリヒリしっぱなし、“地獄への道は善意で出来ている”というセリフも印象的で、善意や悪意、偽善などか剥き出しにされていく様子が圧巻だった。

なんだけど、終わってみれば、老いた夫と若い妻とのラブストーリーだったというか、冬のカッパドキアの風景も見応えあった、寒そうだったけど(^^;

ストーリー
世界遺産のトルコ・カッパドキアに佇むホテルで、親の遺産を受け継ぎオーナーとして暮らす元舞台俳優のアイドゥンは、妻ニハルとの関係はうまくいかず、一緒に住む妹ネジラともぎくしゃくしていた。さらに家を貸していた一家からは思わぬ恨みを買ってしまう。


原題 KIS UYKUSU

196分

監督
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン

出演
ハルク・ビルギネル
メリサ・ソゼン
デメット・アクバァ
アイベルク・ペクジャン
セルハット・クルッチ
ネジャット・イシレル

キネカ大森1 18:30~観客30人程/134席